『電子書籍の衝撃』
佐々木俊尚
電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)/佐々木 俊尚
¥1,155
Amazon.co.jp
キンドルに続き、アップルiPad 登場
本はいかに崩壊し、いかに復活するのか?
【読書感想文】
・表紙の指は写真です
・指でタッチしても表紙はめくれませんよ!
・衝撃
・見たほうがはやい
↓ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=tr4tPr2rDsw
・ね!
【まとめ】
①書籍の未来
セルフパブリッシング
電子ブックは単なる本の販売所ではなく
巨大な知的空間の生態系をつくりあげるシステム
「アマゾン・デジタル・テキスト・プラットフォーム」
誰でも電子ブックの書き手になれる時代が到来
プロモーションはどうするか?
マーケティングの新しい潮流
WEB上に古い本を3冊無料公開しておく
新刊は有料
読みたい人だけがお金を払う
さらに新刊がでたら、
前の新刊は無料で読めるようにする
facebookやブログで紹介してくれたら
新刊を無料で読める
②「出版文化」の幻想
・ニセ金化問題
1、出版社 →(新刊を卸す)→取次
2、出版社 ←(委託金)←取次
3、出版社 ←(売れなくて返品)←取次
4、出版社 →(返金)→取次
その返金分を相殺するために
1、出版社 →(新刊を卸す)→取次
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自転車操業、負のスパイラル状態
本を貨幣代わりに刷りまくる
◎本が売れないの原因
→本というコンテンツを流通させるプラットフォームの劣化
取次は本を見る目がない
売れなければ返せば済む商品だから
本と読者をマッチングモデルの劣化
読みたい本をみつけることができない
日本の本の流通は雑誌を中心にして発展してきたシステム
◎若者は活字離れしていない
→むしろテレビ世代の50代が活字離れ
③出版社、書店の未来
■出版社
・スモールビジネス化
・360度契約
少数で、機動力豊かに、有能な書き手を発掘し、
育て、大きな舞台に送りこんでいく
巨大なプラットフォームである
アマゾンやipadと書き手を結ぶ電子ブックディストリビューター
■書店
良い本と出会う空間、コミュニティの中心地となって
自らをソーシャルメディア化していく
コンテキスト(文脈)が必要
例)往来堂書店
マスモデルに基づいた情報流路、記号消費から
ソーシャルメディアが生み出すマイクロインフルエンサーへ
多くのマイクロインフルエンサーと
無数のフォロワーが織りなす未来の本の世界