『600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス』
上阪徹
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)/上阪 徹
¥798
Amazon.co.jp
【クックパッドとは?】
→600万人の女性を虜にする日本最大の料理サイト
http://cookpad.com/
【本書より】
1998年に始まったクックパッドのレシピ検索サービスは、
今や600万人以上が利用する巨大サイトに成長した。
一般のユーザーがレシピを検索するだけでなく、
投稿して自分のレシピを公開することもできるのが大きな魅力。
特に若い女性の利用が目立ち、30代では4人に1人がユーザーという。
レシピ情報は今やどこでも手に入る中、何故このような人気を博したのか?
運営は? 収益構造は?
意外にも男性には知られていないこのサイトの秘密に迫り、
新しいビジネスのあり方を探る
【読書メモ】
・仕事への「こだわり力」を学ぶべし
・ネットサービスにかかわる人は一度は読んだ方がいい
・、、、気がします
・ビジネスモデルのケーススタディ書
・実は、社内の仕組みつくりも学べるのだ!
・クックパッド観てると腹減ってくる
・あ、ごはん食べ忘れてた
・ぐーぐー
【まとめ】
①プロの仕事はロジックがあるかどうか
大事なことは、ちきんとロジックがあること
◆デザイナーとアーティストはまったく違う
ロジックがあるのがデザイナー
導線の取り方や視線の取り方
なぜこのドアはこっちに開くべきなのか
ロジックのないアーティストには僕は全く興味がない
②徹底的な分析
膨大なアクセスログを徹底的に分析する
そこから答えを導き出す
「ウォークウェイ」
→ユーザーの動きを可視化するシステムを開発
◆文字数によってクリック率が変わる
ユーザーはそれ多くの情報を一度に受け取れない
13文字を超えると可読性が下がり
24文字を超えるとさらに可読性が下がる
だからクックパッドでは8文字から13文字で伝える
1広告1メッセージ
メッセージが多すぎればクリックされない
◆印刷率がバロメーター
重要視していたユーザーの行動
印刷率
欲しい情報が手に入った可能性高い
そのレシピを実際に使おうとしたということ
※データの向こう側のユーザーの反応を想像する力
◆説明が必要なサービスはレベルが低い
優れたモノは無言語
「材料」と書いてある所に、
「材料を書いてください」とは決して書かない
安易に消費者に行動を求めたり
マニュアルをご参照ください
FAQをご覧くださいというのは僕は大嫌い
③人が見えなくなってはいけない
インターネットのサービスで注意しないといけないのは
人が見えなくなることだ
クックパッドのユーザー600万人
超満員になった国立競技場100個分
それを塊として認識しては危険
1人ひとりのユーザーといかに信頼関係を築くか
誰にサービスを提供していて
誰に喜んでもらいたいか
それを絶対忘れないこと
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◆消費者は安いものだけを求めているわけではない
スーパー
買い物の現場は値段の提供だけになっている
安いチーズより高いチーズを使った方が
サンドイッチは美味しくできる
そういうメッセージはあまりない
高いものを買う理由がそこにはない
◆インターネットのテクノロジーは1%も生かされていない
これからもっともっと生活のなかに浸透していく
◆日本の食は世界に誇れる
◆起業
起業した先輩のアドバイス
「就職して、社会の基本を学んでから起業した方がいい」
「就職なんてもったいないから、早く起業した方がいい」
意見は真っ二つに割れた
つまり、どちらを選んでも確率は同じ
しかし就職を選ぶ人が圧倒的に多い
ならばいきなり起業するほうに
大きなチャンスがあるのではと思った
◆経営力
人を集めるのに
給料上げるのは一番ラクチン
プレゼント上げますと言っているのと同じだから
経営者として1円をより高くうまく使えることが重要
決められたお金でどれだけ利益を生み出せるか
それこそ経営力