『中卒の組立工、NYの億万長者になる』
大根田勝美
中卒の組立工、NYの億万長者になる。/大根田 勝美
¥1,470
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長野県の工場で汗まみれになって働いた中卒入社の組立工が、
アメリカに渡り、誰もが羨む資産家に成り上がる。
噂では、資産総額は100億円に上るという。
そんな「夢物語」が本当にありうるのだろうか。
ありうるとするなら、一体どうすれば実現できるのか。
これから始まるのは、大根田勝美という人物の
波瀾に満ちた人生のドラマだ。
それは、現代日本人が渇望してやまない「成功をつかむための法則」
であり、「誰でも億万長者になれる究極の教え」に他ならない
【読書感想】
・血が沸騰する感覚を覚える
・勇気をもらえる一冊
・自分の問題などなんてちっぽけなんだろう
・小倉昌男さんの『経営学』、レイクロック『成功はゴミ箱のなかに』
ばりにインスパイアされた
・ビジネスをやるならやっぱり世界で勝負したい
【まとめ】
①成功を収めるために、天才である必要はない
普通に思いつくようなことは
大抵やりつくされている
普通の人と同じことをやっていたのでは
いつまでたっても活路は拓けない
成功を収めるためには
これまで見落とされていたことに目を向け
他の人が思いつかなかったアイデアを
実践しなければならない
求められるのは、
常に問題意識を持ち
必死で頭を働かせ
目の前で起きている現象に注目し続ける
という地道な作業
真の天才と呼べる人は
世の中にほんの一握りしかいない
だが成功を収める人はたくさんいる
それはなぜか
不断の努力を怠らなかったからだ
②太く、長く、徹底的に
何かを自分のものにするには集中と徹底が必要
喩えていうなら100m走のスピードでフルマラソンをする
ここまでして初めて
新しい知識や技術は血となり肉となる
「太く長く」は極論かもしれない
でも、「細く長く」では状況は一気に打開できない
集中的に、徹底的に物事に取り組んでこそ
運命は拓けていく
③完璧なAtoZを目指せ
いい仕事をしようと思うなら
AからZまですべてのプロセスを完全に把握し
常にコントロールしていかなければならない
そうしなければ軌道修正もすぐにできない
自分のもとに上がってくる情報の真偽も判断できない
的確な判断もできなくなる
◆営業
相手にメリットのない取引はしない
長期的な関係を築くことが第一
◆嫉妬の怖さを知る
ものごとが順調に進んでいるときほど
人の妬みを買う行動は慎む
◆とにかくメモを取れ
小さな情報を粗末に扱うのは
成功への手掛かりを無駄に捨ててしまうのと同じ
◆補えあえるパートナーを持て
1人の人間にできることには限界がある
◆「求めよ、さらば与えられん」
必死にもがき続けていれば
ひょんな拍子に壁を超えるチャンスに巡り合う
◆「生き金」と「死に金」
成功を収めようとするなら
絶対に身銭を惜しんではならない
マチダ・アメリカがペンタックスに買収されたとき
パートナーのペル氏に買収代金を折半した
(株式比率上は12.5%でよかったにも関わらず)
◆ビジネスの立ち上げ
出費を最小限に抑えるのが鉄則
◆カタログ
機能だけを謳えばいいものではない
どんな特長があるのか
従来の製品や競合商品とどう違うのか
メリット
わかりやすく
かつ見た目の美しさやインパクトに気を遣いながら
魅力を訴求していくことが求められる
◆パートナーへの感謝
本当に大事な相手には真心を尽くして
その労に報いなければいけない
自分にない能力や特長を持っているパートナーを
大事にすることは「チャンス」の神様を振り向かせることにもつながっていく
感謝の気持ちは具体的にかたちで表わさなければ伝わらない
◆会社は経営するものではなく、売るもの
アイデアのある人がベンチャーを立ち上げ
大手資本が買い取るというシステム
◆ビジネスの大きな可能性
内視鏡にかぎらず医療機械は一度売れば終わり
なんらかの付属品を交換することが前提なら
継続的なセールスが見込める
◆努力と挑戦は必ず報われる