100万部ベストセラー『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズの著書・永井孝尚さんの最新刊
『売れる仕組みをどう作るか トルネード式 仮説検証(PDCA)』
を読んで、いくつか為になったくだりを、自分の備忘も兼ねて紹介したいと思います。
ジャパネットタカタの高田旭社長(テレビ通販でお馴染みの創業者の高田社長ではなく、あとを継いだ息子さん)のインタビューが示唆に富んでいたので、その部分から。
販売戦略や業績に関するインタビューもとても面白かったのですが
「うおーーすごいな(これを実際やるのは)」
と思ったのが、170人いる管理職全員と必ず1対1で直接やりとりをするというもの。
役員は毎週、部門長は隔週、課長職以上は2カ月に1回メールで意見交換を行うそうです。
「大企業のトップが現場を全部チェックするのは無理だ」
普通はそう考えると思いますが、高田新社長は
「本当にそうだろうか?」
と疑い、
「現場が最も大事」
という信念のもと、大企業(ジャパネットは子会社が9社)でもスムーズに意思疎通を図り、スピード感のある経営を実現しています。
- 日本一周クルージングのテレビ通販販売の実施
- エアコンをもっと売るために、暑い日にだけチラシを撒く新しいプロモーション方法を編み出す
- ホームページの掲載商品を8500点から600点、1/14に減らして逆に業績を伸ばす
など、現場の声を汲み上げ、スピード感をもって新しい施策を次々と実施することで、創業者の高田前社長からバトンタッチ後も成長を続けています。
「現場の声に徹底して耳を傾ける」
当たり前ですが、大事にしなければいけないなと思いました!