【注目】埼玉県の「新学力調査」は何が凄いのか?
5月16日の東洋経済オンラインで特集されていましたが、埼玉県が2015年から始めた学力・学習状況調査が注目されているそうです。
※東洋経済オンラインより引用
埼玉県が進める「新学力調査」は何が凄いのか
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ポイントをまとめると以下の通り。
- 「良い教師の条件」が定量的に把握できる
- 従来型の試験では「伸び率」を見られない
- ある子どもがテストで今までに取ったことのない高得点を取っても、テストが簡単になって高得点が取れただけかもしれない
- 「平均点の呪縛からの解放」こそ、埼玉県学調の最大の特徴
- 「項目反応理論(Item Response Theory;IRT)」と呼ばれるテスト理論を採用
- IRTは、TOEFLやSAT(米大学進学適性試験)で用いられている現代的なテスト理論
- 「伸び率」の把握に活用することが可能
- OECD(経済協力開発機構)が実施する学力調査などでもこの理論が採用
- PISAを考案したとされる「ミスターPISA」こと、シュライヒャーOECD教育・スキル局長も絶賛
- 点数の伸び率だけでなく「まじめに取り組む態度」といった「非認知能力」も測定できる(=子どもの成長)
埼玉県での成果が注目されて、今後は他県でも導入が進むそうです。
埼玉県学調でそれが客観的に把握できることが知られると、全国の自治体から注目されるようになった。学力と非認知能力を伸ばすと同時に、子どもの「伸び率」を見られることが教育の本質につながっていると評価されているのだ。
2018年度からは、福島県の郡山市や西会津町に加え、広島県福山市が、埼玉県と共同で調査を実施することが決まっている。2019年度には福島県全域で実施される予定
子どもの成長率を点数以外でも可視化していけるというのは、画期的な手法だと思います。
その他にも、子どもの成長を促す埼玉県の教育現場の取り組み(アクティブラーニングやビッグデータ活用など)も興味深かったです。
埼玉県が進める「新学力調査」は何が凄いのか
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平成30年度「埼玉県学力・学習状況調査」
平成30年度「埼玉県学力・学習状況調査」 - 埼玉県教育委員会