授業料も生活費も全部支給される?!日本の奨学生が聞いたら腰を抜かす凄い奨学金システムの学校がシリコンバレーにあった
デザイン&プログラミング&アントレプレナーシップを一気通貫で叩き込み「超即戦力人材」を育て上げるMake Schoolとは?
シリコンバレー訪問4日目に訪問したのが、サンフランシスコ市内にある、デザインからプログラミング、アントレプレナーシップ(起業家教育)まで一気通貫して教える学校『Make School(メイクスクール)』です。
▼Make School ウェブサイト
さっそくご紹介します。
Make School の入り口。
楽しげな雰囲気で溢れていました。
入り口を進んでいくと・・・。
教室へ。
この「Make School」いったい何がすごいか?
このあと衝撃を受けました。
授業料と生活費が学校からすべて支給される
Make School の生徒になると、授業料だけでなく生活費まで丸ごと支給されます。
大事なことなので、もう一度言います。
Make School の生徒になると、授業料だけでなく生活費まで丸ごと支給されます。
いったい全体どうやって成り立ってるのか?
簡単に言うと「奨学金」に似たシステムなのですが、日本の一般的な奨学金と大きく違うところがあります。
Make Schoolの奨学金システムは、就職後に給料の一定割合(数パーセント)をMake School に返還していくという仕組みです。(入学時に収入がいくらなら何パーセント返還します、と契約する)
要するに、、、
- 収入が多ければ、たくさん返す(Make Schoolも収入が多くなる)
- 収入が少なければ、返還も少しなので、返済に追われることはない
という仕組みです。
こういう仕組みを「ISA(インカムシェアアベレージ)」というらしいです。
Make Schoolの卒業生が稼げば稼ぐほど、Make Schoolへの返還額(収益)も多くなる
ここが日本の(普通の)返済型奨学金との決定的な違いです。
Make School が優秀な人材を育成し、シリコンバレーの企業に送り込む
↓
生徒はMake Schoolで頑張れば、シリコンバレーの有望企業に就職できる
↓
Make School やストックオプションを持つMake Schoolの講師やメンターたちは、生徒を育て、シリコンバレーの有望企業に送りこみ、彼らが高い報酬を得られれば、卒業生からの返還(収入)が入る
こういうインセンティブとエコシステムが構築されているのです。(MakeSchool自体はシリコンバレーの有力企業が出資しているらしいのです)
ちなみにシリコンバレー界隈のエンジニアの初任給は1400万くらいだそう(高い!)
半端でないインセンティブが、生徒にも先生にも働いくのは容易に想像がつきます。
また、イエルプ、ピンタレストといったシリコンバレーのTech企業のなかで、学位が出ない学校を出たエンジニアを受け入れる潮流が増えつつあるそうです。
Design, Code & Launch
Your Own Products
Make Schoolのスローガンは
Design, Code & Launch !
Your Own Products !
Make Schoolでは、座学で理屈だけ学んだり、プログラミングの技術だけを学ぶのではなく
デザイン(サービス設計含む)
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コーディング(実際にプログラムを書く)
↓
ローンチ(世に出す)
という「実際に自分でサービスを考え、形にして、世に出す」というサイクルに取り組みます。
実戦経験をこういう形で積んでいるので、卒業して企業に入ってもバリバリ活躍できる「超即戦力&起業家マインド溢れる人材」を輩出できるのです。
授業開始前に行うスタンドアップミーティング。それぞれの課題などを共有し、解決策をアドバイスし合ったりします。
いっしょにいった渋川君がMake Schoolの講師を質問攻め。
ちなみにMake Schoolを案内していただいたのは、日本人でMake Schoolに留学し、現在はシリコンバレーの企業で活躍する河本さん。
留学中の体験談をブログに記されているので興味がある方はぜひ読んでみてください(^^)
▼河本さんのブログ「Make School留学記」