開学前は「絶対に無理」と予想されていたAPU流「混ぜる教育」の秘密「3つの50」とは?
APU訪問記の続きです。
7/15、7/16の2日間、大分県別府のAPU(立命館アジア太平洋大学)を訪問しました。
以前からお世話になっていたライフネット生命創業者の出口治明さんが学長に就任されたこともあり、実際にキャンパスに行ってみました。
APU流「3つの50」とは?
APU立命館アジア太平洋大学には、1995年に新大学の構想が固まったときから「3つの50」という達成指標があったそうです。
①学生の50%を留学生に
②出身国を50カ国・地域以上に
③教員の50%を外国人に
この「3つの50」です。
開学前の段階では、この「3つの50」の達成は「絶対に無理」と大学関係者の間では予想されていたそうです。
ですが、APUは2000年の開学時点でこの「3つの50」をほぼ達成。日本で抜きん出た「国際大学」の地位を揺るぎないものにしたのです。
別府の温泉街が突然外国に?!
実際にAPUのキャンパスにやってくると、別府の温泉街ではなく、外国にでもきた錯覚に陥ります。
大学ってある意味「似た学力、似た将来志向、似た興味志向の人間」が集まりやすい「同質性」の高い集団、グループになりがちなのかなと思います(それはそれのメリットのあると思いますが)。
ですが、APUはまさに「ごちゃ混ぜ」。
同質性とは真逆の、多様性マックスの空間です。
最近は日本に来る外国人観光客が増えてきて、東京でも外国人の方を多く見かけますが、レベルが全く違う、、、!
①学生の50%を留学生
②出身国は50カ国・地域以上
③教員の50%を外国人
の威力は半端ないですね。
こういう環境で4年間身を置くと、普通の大学生とは全く異なる発想、価値観、志向を持つ若者が養成されるのは容易に想像がつきました。
これは実際に足を運んで、目にしないと、この驚きは伝わりにくいかもしれません。ご興味ある方は、ぜひ別府(の山の上)へ(^^)
APUについて詳しく知りたい方は、この本(『
混ぜる教育』もおススメです(^^)
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