横山弘毅のブログ Education & Marketing

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冨樫真凛さん報告会、英オックスフォード大学サマープログラム&米国の小学校(ギフテッド校、モンテッソーリ等)訪問&ベビーシッター武者修行

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英&米の短期留学&現地視察の報告会を開催しました!英国オックスフォード大学サマープログラム&米国の小学校(ギフテッド校、モンテッソーリ等)訪問などなど

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昨日は、N高校・卒業第一期生の冨樫真凜さんによる、 イギリス&アメリカの短期留学&現地視察の報告会イベントを開催しました。

peatix.com

 

将来は日本に新しいかたちの「幼稚園」をつくることが夢の冨樫さん、下記のクラウドファンディングで資金調達を成功させ、この8月、9月に、渡英&渡米してきました。

 

クラウドファンディングの詳細はこちら

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冨樫真凜、激動の半生を語る。NZ留学からN高校入学まで。

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勉強がとにかく苦手だったという冨樫さん。

(絵はめちゃくちゃ上手いのですが、他の教科は嫌いだった)

 

 

14歳から16歳をニュージーランドの現地校に留学し、帰国後角川ドワンゴ学園N高等学校に入学。2016年8月にはスタンフォード大学のサマープログラムに参加したほか、現在はJoinny、前田塾の二社でインターンをし、渋谷papamamaマルシェ等のプロジェクトにも関わっている。幼児教育に関心があり、将来は幼稚園などの幼児教育施設の設立を目指している。

 

体育祭の翌日に突如、NZ留学に飛び立った話。

英語ができなすぎて、餓死しかけた話。

(1週間5ドル、食パン1斤で4ヶ月過ごしていた)

それを学校に訴えたけど、英語が伝わらずホームシックと勘違いされた話。

授業は最初全部録音して、電子辞書であとで調べて気合いで乗り切った話。

中2でNZ留学したので、日本に帰国したら「小卒」扱いになっていた話。

 

など、おもしろエピード満載で、参加者の皆さんも驚愕していました(笑)。

 

ネットの通信高校「N高」の初年度生になる

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NZから帰国後、「小卒」扱いになっていて途方にくれていた時に出会ったのが、角川ドワンゴが設立したネットの通信制高校「N高等学校」。

文化祭は「ニコニコ超会議」に出店するなど、新しい形態の高校として注目を浴びています。N高校での体験もいろいろ話してくれましたが、本題は渡英&渡米の報告会ということで、このブログでは割愛。

 

※N高にご興味ある方は関連記事を読んでみてください!

「断然、ひとりの方が勉強しやすい」生徒が自由すぎるN高の挑戦 | HuffPost Japan

 

 意外。オックスフォードの授業は「良くも悪くも日本スタイル」。

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さて、波乱万丈な冨樫真凜の自己紹介のあとは、本題の英国オックスフォード大学の報告に。

スタンフォード大学の短期サマープログラムにも参加経験がある冨樫さん。

意外にも、オックスフォードの授業スタイルは「良くも悪くも日本スタイル」とのことでした。

要は「教授による講義形式スタイル」ということだそうです。

ともすると「一方通行の授業」になりがちなので、教授に質問できるだけの土台が必要とこのこと。なので、事前の「予習」にかなりパワーをかけるそうです。

 

それから、特徴的なのは「授業のあとに、生徒同士で教え合う機会がある」ということでした。質問する、答えることで、理解が深まる、という流れですね。いわゆる「ピア・ラーニング」の仕組みですね。この辺りが、単に講義を聞いて終わりになりがちな日本の大学と異なるところかもしれません。

 

余談ですが、他の参加者は冨樫さんより皆年下だったそうですが「英語には敬語がない」ので、年下から年上にも遠慮なく意見が言えたり、年上から年下に質問が恥ずかしい、みたいな空気感がないのは英語の効用では、と冨樫さんが話していました。議論が苦手な日本人、言語的な問題もあるのかもですね。

冨樫真凜も大苦戦「クリティカル・シンキング」の授業

いろんな授業があったそうですが、冨樫さんが最も苦戦したのが「クリティカルシンキング」の授業。

クリティカルシンキングは、文科省が提唱する「21世紀型スキル」のひとつにも挙げられています。要は「ものごとを、自分やだれかの"推測や思い込み”ではないか、と批判的・客観的に捉え、自分で考え確かめる力」です。

 

これだけだと、なんのこっちゃ、というかんじですが、百聞は一見にしかず、ということで、参加者みんなで例題にチャレンジしてみました!


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 これは「地下にケーブルを通すある工事の受注で、事前の見積もりよりも大幅にオーバーして予算も時間もかかってしまった。いったい何故でしょう?」というお題です。

正解があるわけではないですが、与えられた情報を分析し(意図的にノイズの情報も含まれている)、想像を働かせ、推論していく、といく流れです。

「地盤調査をしていなかった」

「固くて予定通り掘れなかった」

「掘ってたら遺跡が出てきてしまった」

などなど、想像力を働かせることが求められます。

日本の教育で「正解がある」ことに慣れていると、かなり苦労するかもしれません。

 

アメリカの小学校を視察!公立校、ギフテッド校、モンテッソーリ校、私立校、それぞれの特徴とは? 

英国オックスフォードのサマープログラム参加のあとは、アメリカ・カンザスシティーに武者修行に渡米した冨樫さん。

そこで、アメリカの小学校を視察、公立校、ギフテッド校、モンテッソーリ校、私立校、それぞれの特徴を紹介してくれました。

先生が受け持てる生徒の数が法律で決まっている

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先生1人あたり生徒何人まで、というのが法律で決められています。

日本と比べると、圧倒的に少人数制です。

なので、公立私立にかかわらず、学校にいくと「先生が多いなあ〜」という印象らしいです。

 

公立小(ギフテッドクラス) 

公立の学校は無料です。日本と大きく異なるのは「ギフテッド校」の存在です。

IQテストで上位5〜6%の生徒を選抜して、高いポテンシャルの子どもは、別枠でさらに伸ばすための学校です。要は「出る杭は引き抜き、さらに伸ばす」という学校ですね。

ギフテッド校は全米で義務付けられていて、すべての州であるそうです。

ちなみに、ギフテッドは決まった曜日だけ通い、他の曜日は近所の普通の学校にいくそうです。

 

私立モンテッソーリ校

アメリカでは、公立かモンテッソーリか、というくらいモンテッソーリが主流になっているそうです。

モンテッソーリ教育とは、イタリア人女医・モンテッソーリさんが開発した教育メソッド。最近は、将棋で活躍する藤井プロやGoogle創業者のラリー・ペイジ、facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ、Amazon創業者のジョブ・ベゾスら著名人がモンテッソーリ教育を受けていたことで注目を集めています。

 

rirerire.net

 

ちなみに、モンテッソーリ教育の学校で教えるには、通常の教職とは別にモンテッソーリ専門の資格があるそうです。

 

モンテッソーリ校の特徴は、超ざっくり言うと、

①異なる学年の生徒が混合のクラス(異学年混合)

②異年齢かつ「個別教育」で個性を伸ばす

③授業の中に「おしごと」がある。先生がお手本を見せ、生徒は真似をする

こんなかんじです。

 

www.benesse.jp

 

ちなみに、学費は週240〜280ドル(週3万円)程度かかるそうです。 

 

私立の小学校

モンテッソーリ以外の私立小学校もあります。

・学費は週500ドル強 

・プロに教えてもらう特別教科が売り

・外部と接点が多い

 → 保護者が授業に教える側として参加、やっている仕事などを話す

特徴はこんなかんじだそうです。

 

特別教科は、例えば「読み聞かせだけのプロフェッショナル」がいたりします。

日本の紙芝居のおじさんみたいな感じですが、それだけの専門家がいるということで驚きでした。

ちなみに冨樫さんが訪問した私立小ではスペイン語の勉強もあり、みんな結構話せていてビックリしたそうです(これも、英語が母国語の生徒にスペイン語を教える専門家の先生がいる)。

 

日本の小学校の先生はひとりで全部教えますが、アメリカ(特に私立)は真逆で、上記のように専門特化されているのが大きな違いだと感じました。

教員の数の問題は、そもそも国としての予算の問題などもありますが、日本の教区現場で(特に公立)圧倒的に先生の数が足りない、というのは間違いないのではないでしょうか。

 

みっちり濃密な勉強会でした!

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質疑応答タイム。

少人数で開催したので、みなさんから質問でまくりでした。

勉強会はこのくらいの人数開催がちょうどいいのかな・・・。 

 
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最後に冨樫さんと参加者で記念撮影。

みなさんの質問のおかげでかなり濃い学びの時間になりました!

ありがとうございました!

 

冨樫さんは11月から、那須塩原の幼稚園に勤める&会社をつくって、自分の夢である「幼稚園をつくる!」の準備を進めるそうです。今後の活躍に注目です!

 

冨樫真凜ツイッターはこちら

冨樫真凜/Marin Togashi (@marin_togashi) | Twitter

 

 

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無限大にふくらむ夢の学校を、ぼくの故郷ネパールに。(ライ シャラド(YouMe Nepal 代表) 2018/08/04 公開) - クラウドファンディング Readyfor (レディーフォー)

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