横山弘毅のブログ Education & Marketing

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【感想】『すみません、ほぼ日の経営』を読んで得たマーケティングのヒント3つ

すいません、ほぼ日の経営。

すいません、ほぼ日の経営。

 

『すみません、ほぼ日の経営』を読んでみて得た、マーケティングのヒント3つ

「ほぼ日手帳」で有名で、2016年に東証ジャスダックに上場したコピーライター糸井重里さんが社長をされている「株式会社ほぼ日」の経営について、対談形式でインタビューしたのが本書『すいません、ほぼ日の経営。』です。

 

みなさんご存知「ほぼ日手帳」!

 

糸井重里さんの個人事務所のように思われがちな「株式会社ほぼ日」ですが、 本書を読めば、まるで違う実態があるとわかります。

 

元々は、ほぼ日のCFOをされていた篠田真紀子さんに、以前勉強会に登壇していただき、ほぼ日という会社の組織としての面白さに興味を抱きました。

 

また「クリエイティブな組織」と「上場」という真逆の(ように思える)組み合わせも、大変興味深い。

 

本書のなかでは、糸井さんの組織論、会社論、上場に対する考え方など、示唆に富んだ内容が満載です。ポスト資本主義時代の、新しい上場企業(というよりも、株主と顧客と会社と社員の関係性)のヒントも散りばめられています。

 

内容的には、糸井さんとほぼ日の経営哲学、組織論、が中心ですが、個人的にはマーケティング視点でのヒントもとても参考になりました。

色々ありましたが、個人的にフックがかかった3つのポイントだけ、メモとして紹介しておきます。

 

①ほぼ日流「ターゲティング」

マーケティングの世界では 、ターゲットとなる顧客を明確にせよ 、とかならず言われます 。手帳ではターゲットを設定しなかったんですか 。

糸井 – うちではしていません 。その代わり 、じぶんがお客さんになったら本当によろこぶかどうかを 、本気で考えることにしています 。「じぶんはどんなことでうれしいと思うんだろう 」「人はどんなときにうれしいと思うんだろう 」としつこく自問自答し続ける。

 

②ほぼ日流「競合対策」

中国 ・上海のビジネススク ールの学生たちが来て 、 「 『ほぼ日 』で売っているものは手帳ひとつとっても 、まねできない要素はなにもないですね 」と言ったんです 。 「大きい会社が仕掛けてきたら危ないですよね 。どう考えていますか 」という質問を受けました 。

この質問には「心 」の問題がまったく入っていませんでした 。

ぼくは 、お客さんはかならず「心 」の問題をわかってくれていると思っています 。

 

③ほぼ日流「顧客の創造」

二〇年ほど前 、偶然のようにピ ータ ー ・ドラッカ ーの本を読みはじめて 、「企業の目的は顧客の創造である 」という言葉に出合いました 。

どうしたら 「顧客の創造 」ができるのかを考えて 、 「人々がよろこんでくれるものを新しく生み出す 」というふうに言い換えられると思いました。

 

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ほぼ日ファンの方、ほぼ日手帳のヒットの秘密がきになる方、糸井重里さんのファンの方、新しいかたちの会社の在り方が気になる方、などなど、アンテナに引っかかる事があった方は、ぜひ読んでみてください。

 

すいません、ほぼ日の経営。

すいません、ほぼ日の経営。