横山弘毅のブログ Education & Marketing

教育イノベーションとマーケティングに関することを主に発信するブログです

少年ジャンプが『MBAマーケティング』で事例として紹介されている件

改訂3版 グロービスMBAマーケティング

改訂3版 グロービスMBAマーケティング

 

こんばんは、横山です。

マーケティングを体系的に学べる入門書としておすすめなのが『グロービスMBAマーケティング』です。

 

マーケティング戦略の策定手順からセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングといった基本的なことから、コミュニケーション戦略、ブランド戦略、CRMなどまで幅広く網羅的に記載されています。

 

堅苦しい雰囲気むんむんの本ですが、紹介されている事例は、けっこう取っ付きやすいので、理論的なことがイメージしやすいと思います。

 

例えば、マーケティング戦略がうまく機能した事例として「週刊少年ジャンプ」が紹介されています。

 

一部抜粋して紹介すると、、、

 

後発から4年で業界1位に、650万部発行のお化け漫画雑誌に

『少年ジャンプ 』は 、他の 2誌に 9年遅れて創刊しながら 、わずか 4年でナンバ ーワンの座につき 、一時期はおよそ 6 5 0万部という驚異的な部数に達した 。これは偶然の産物ではなく 、その背景には時代を先取りした 「マ ーケティング的思考 」が存在していたのである 。

 

逆境を逆手に取り、差別化ポイントに

いわゆる 「大家 」と呼ばれる漫画家や原作者はすでに既存の雑誌と契約を結んでおり 、後発誌である 『少年ジャンプ 』がそこに食い込むのは難しかった 。

こうした状況下で 『少年ジャンプ 』編集部は大物漫画家が使えないという弱みを逆手に取り 、新人漫画家を発掘して登用するという戦略に出た 。

そのうえで 、漫画家は原則 『少年ジャンプ 』専属とし 、「 ○ ○先生の漫画が読めるのは 『少年ジャンプ 』だけ 」と謳い 、差別化を図ったのだ 。

 

顧客の声をドラスティックに反映、連載打ち切りやストーリー変更も

同誌の新しい試みは 、これにとどまらない 。

読者アンケートを重視し 、人気の低い漫画は連載開始から 1 0話で打ち切る、あるいは人気が落ちてきた漫画はアンケ ートを参考にスト ーリ ー展開を一新させるという手法を導入。

消費者の声を商品企画に反映させる手法はマ ーケティングの基礎であり 、メーカ ーや小売業などでは当たり前であるが 、「作品 」に対する作り手の思い入れが強い漫画においては画期的なことだった 。

 

人気マンガの成功要素を分析、すべての連載作品に反映。勝ちパターンを横展開。

『少年ジャンプ 』は 、前身の 『少年ブック 』の基本コンセプトである 「友情 ・努力 ・勝利 」を継承していたが 、読者アンケ ートを行ったところ 、これらの要素が強く打ち出されている作品の人気が高いことが判明した 。そこでこれ以降 、ほとんどの作品にどれかの要素が盛り込まれるようになった 。

 

10万部で創刊、マーケティング思考を取り入れ約 6 5 0万部という空前の部数を記録

創刊時に 1 0万部でスタートした 『少年ジャンプ 』は 、永井豪の 「ハレンチ学園 」と本宮ひろ志の 「男一匹ガキ大将 」などが人気を呼んだことなどもあり 、 2年後の 1 9 7 0年には 1 0 0万部を突破 。そして 1 9 7 3年には 、『少年マガジン 』を追い抜いた 。その後も順調に部数を拡大し 、 1 9 8 0年代には 「ドラゴンボ ール 」や 「北斗の拳 」など大ヒット作品を連発し 、 1 9 9 4年に約 6 5 0万部という空前の部数を記録する 。

 

===========================

 

週刊少年ジャンプという伝説的なヒットを連発した漫画雑誌の成功を分解、解説してくれているので、マーケティング思考や理論が何なのか、イメージが湧きやすいですよね。

 

他にも理論と事例がセットで説明されているので、初めての方でもピンときやすいと思います。

 

そんな『グロービスMBAマーケティング』ですが、2/7に最新「第4版」が出版されます。2013年の第3版から5年ぶりの改訂です。

事例もかなりアップデートされていると思われるので、ご興味ある方はぜひ読んでみてください。自分ももちろん買います(^^) 

 

第3版と最新の第4版の事例を読み比べてみても面白いかもですね(^^)

 

[改訂4版]グロービスMBAマーケティング

[改訂4版]グロービスMBAマーケティング