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【感想】『学ぶ心に火をともす8つの教え 』日比谷高校・武内彰校長著を読んでみた

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

 

こんばんは、横山です。

今回紹介するのは「都立高校 復権」のアイコンとしてメディアからの注目を浴びる都立日比谷高校・武内彰校長の著書『学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド』です。

 

ほとんどタイトルだけでビビビときて、Amazonでポチッとしてしまいましたが、教育に携わる人間であれば刺激と示唆を受けまくりの一冊でございました。

 

部活も行事も受験ギリギリまで全力でやるにも関わらず、東大合格者数が急回復「都立高校の復権」と注目を浴びるに至った学校改革の内幕が余すことなく明かされています。

 

以下、個人的にササッたところをピックアップさせていただきます。

 

 

①やる気を引き出すのは、なぜを問う授業

知識や情報を問うだけでなく「なぜ」を問う。

知的好奇心を刺激する授業。

学ぶ心に火をつける授業。

教員が一方通行で伝達するだけの授業はNG。

ただし、詰め込みも大事。

 

書籍のなかで紹介されていた、物理や英語の例が面白かったです。「詰め込みも大事」のくだりは奥が深いです。

 


②聞くことがやる気を引き出す

思春期の子供たちは押し付けを嫌う。

親の価値観の押し付けは激しく抵抗。

 

押し付けではなく、質問や提案で引き出す。

「どう思う」

「なぜそう思ったの」

「じゃあ一緒にやってみよう」

「次はどうしたらもっと楽しくなるか考えてみよう」

子どもたちは意見を返してくれる。

言葉に出てこなくても考えを巡らす。

 


③教養は絶対必要、受験に関係ない科目「政治経済」を1年間学ばせる

将来「人類貢献」できる人材になるために。

大学受験に関係ない(ほとんどの受験生が受験科目で選択しない)「政治経済」を3年生でもやる。

大学合格はゴールではない。


④世界レベルに触れさせ、人生観を揺さぶる

ハーバード大学のケネディスクールに連れて行く。

生徒は大抵ショックを受ける。

日本人は1%くらいしかいない。

世界レベルを肌で感じることで、人生感を揺さぶられる。

 

⑤教育者として、ひとりの人間として目指すべきものは「人類貢献」

世界のトップで研究を続けている人が、いかに高い志を持って頑張っているか、に目から鱗。

お金や名誉ではなく「人類貢献」のために本気で努力している。

 

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他にも

「ひまな生徒より忙しい方が伸びる」

「だから、部活も行事も全力でやる」

「朝7:00から早朝勉強する」

「毎朝4:30起きで6:30に学校に行く」

など、考えさせられる内容がてんこ盛りでした。

 

「学ぶ心に火をつける」

 

のくだりでは「押し付ける授業」「一方通行の授業」ではなく「引き出す授業」という考え方が根底にあるように思いました。

 

これは、コーチングをベースにおいたオランダや北欧にも共通するコンセプトかもしれません。(というより、素晴らしい先生は、大体こういう授業スタイルに到達されている気がしますが)

 

教える仕事の方、部下を持つ上司の方など、どんな立場でも示唆に富んだ一冊ですので、興味が湧いた方はぜひ手にとってみてください(^ ^)

 

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド

学ぶ心に火をともす8つの教え 東大合格者数公立No.1!! 日比谷高校メソッド