横山弘毅のブログ Education & Marketing

教育イノベーションとマーケティングに関することを主に発信するブログです

ネパールで教育革命「YouMe School(ユメスクール)」を訪問!現地で感じた3つのこと!

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Hope of Nepal - YouMe School & Sharad Rai 

こんにちは、横山です。

新時代・令和の幕開けに湧く日本をよそに、GW休暇を利用してネパールを訪問してきました。
目的は、去年クラウドファンディングを応援していたNPO法人YouMeNepal代表・シャラド・ライさん(Sharad Rai)が故郷ネパールにつくった学校YouMe School(ユメスクール)を訪問するためです。

 


Go Nepal ! Go YouMe School !(ネパール首都カトマンズからYouMeSchoolコタン校訪問の旅路を追体験できる動画です)


クラウドファンディングとオンラインスクール構想の詳細はこちら
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readyfor.jp

動画もあります!

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www.youtube.com

自分も応援イベントを開催させてもらい、微力ながら協力させてもらいました。

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YouMeNepalの目指す解決課題とネパールの教育事情は以下のようなものです。

 

ミッション
教育を通じて
子供達の未来を切り開く
今のネパールでは富裕層でない限り、残念ながら質の良い教育は受けられません。
大学にもいけない子ども達の多くは、中東やマレーシアなどに過酷で危険な出稼ぎに行かざるを得ません。
現在、毎日1,500人にのぼる出稼ぎ労働者がネパールを後にしており、
この3年間で6000人もの人が出稼ぎ先で命を落としている悲惨な状況です。

YouMe Nepalはまず、質の高い教育を普及させることによって、
子ども達の未来の「選択肢」を広めることが重要だと考えています。

 

ライさんからもネパールの事情はたくさん聞いていたのですが、実際にYouMeSchoolを訪れ、現地で肌で感じてみたいと思い、今回ネパールを訪問することにしました。

 

26時間のディレイ(飛行機遅延)の果てに辿り着いたネパール(白目)

黄金の10連休で航空券の値段が爆値上がりしていたので、最安のエアチャイナ(中華国際航空)でネパールを目指しました。


東京 → 北京 → 成都(四川省、パンダで有名) → カトマンズ


というルート。


「中国行ったことないし、ちょっと寄ってみたいな」


そんな好奇心が、すべて裏目に。

まさかの26時間ディレイ(遅延)に見舞われ、中国の洗礼を受けるハメに_:(´ཀ`」 ∠):

 

もう一度繰り返します。

26時間遅延。


このくだりだけで、5万文字は書けますが、本題と逸れるので、簡潔に。

 

①羽田で12時間出発遅延。飛行機内に4時間拘束。生まれて初めて離陸前に機内食を食べる

13:00出発予定で搭乗して、3時間。

ピクリとも動かない機体。

なんだかわからないが遅れているらしい。

天候不良でルート変更がどうとかこうとか言っている気がするが、日本語アナウンスは流れない。

そして運ばれてきたのは機内食。
機内食?!

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生まれて初めて離陸前に機内食を食べました(笑)


そして流れた日本語アナウンス。

「出発が23:00に変更になります」

( ゚д゚)


ええええええええええ!

 

ざわめきが巻き起こる機内。

遅延理由は一言。

「北京空港がくるなと言っている」

なんじゃそりゃ。

天候不良はどこへいった。


あとでわかったことですが、北京空港は地獄絵図のように混雑している空港らしい。

おまけに各国首脳が集まるサミット的なやつが開催されていて、昨日もフライトキャンセルと遅延の雨嵐だったらしい。


「遅延するの先にわかってただろ、、、」


と、乗客全員がツッコミましたが、時すでに遅し。
いったん飛行機を降りるとのことで、搭乗ロビーへ強制リターン。


そして、そのあとの「神対応」の真逆をいく「鬼対応」でロビーは怒りの業火に焼き尽くされることとなるのです。

 

乗客「遅延で乗り継ぎに間に合わない!変更チケットはどうなるんだ!」
エアチャイナ「北京にいかないとわかりません」

 

乗客「もし目的地に辿り着けなかったら返金や保証してくれるのか」

エアチャイナ「北京空港のせいなので、航空会社は保証しません」

 

乗客「乗り継ぎ先のホテルのキャンセル代は弁償してくれるのか」
エアチャイナ「それも北京空港のせいで遅延なので、航空会社は保証しません」

 

乗客「遅延するには最初からわかっていたでしょ?なんで先にアナウンスしないの?わかっていたら変更できたのに」
エアチャイナ「それも北京空港が・・・(エンドレス)」

 

自分も同じことを聞き、他のすべての乗客も同じこと聞き、同じ対応をされていて、当たり前ですが怒り狂っている人も結構いました。合掌。

 

②深夜の北京空港に置き去り。路頭に迷う日本人の群れ

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結局、日付が変わって24時過ぎにフライト。
北京空港についたら、エアチャイナの人たちは申し合わせたかのように速攻でいなくなり、大勢の日本人客は深夜の北京空港に置き去りに。

深夜でそもそも空港の人もいない。

聞くとみんな言うこと違う。

基本的に不機嫌対応。

いいかんじにパニック状態に陥っていました。合掌。

 

③変更チケットはもちろん手配されてまへん

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北京空港を彷徨い、気づけば朝の6時。

やっとこさ辿り着いたチケットカウンターで、変更チケットなど手配されているはずもなく。

乗客「明日までに〇〇にいきたいんだ!」

受付の人「No seet(席ないよ)」

というやりとりがそこらかしこで繰り広げられていました。悲鳴が行き交う。合掌。

 

④北京空港のフードコートでラーメンの汁をぶっかけられる

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結局、ネパール到着は丸一日遅れに。

とりあえず疲れ果た。

ご飯でも食べよう。

フードコートへ向かう。

そこに店員が隣の席を片付けに接近。

嫌な予感・・・。

は、3秒後に的中。店員がラーメンの器をひっくり返し、汁をぶっ被る。

トドメの一撃を刺されました。合掌。

 

⑤成都のホテルが一方的かつ強制キャンセルされる。英語がまったく通じず、空港で夜を明かす。

トドメの一撃かと思ったにも束の間。

メールを確認すると一通のお知らせが。

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トランジット(乗り継ぎ)で一泊する予定の成都(四川省)のホテルから

「さっき予約(現地払い)を受けたけど、混雑ピークで他に泊まりたいってきてる客がいるから、22:00キャンセルで」

という鬼通知。

突然宿がなくなる。

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ちなみに成都はまったく英語が通じず。

深夜で眠くて疲れて頭も回らずだったので、別のホテルは諦めて空港で夜を明かしました。合掌。

 

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パンダで有名な成都。空港内のオブジェと気休めの記念撮影(深夜2時半)

 

と、ダイジェスト版でお送りしてもこんなかんじで丸2日かかってもネパールに辿りつけず(泣)。


でも皆さんご安心ください!
 
なんとなんと!7月には日本とネパールの直行便ができるそうです!
たったの8時間でカトマンズに着きます。

 

次回は絶対それでいこう!
エアチャイナには二度と乗らないぜ!

 

ヒマラヤ(エベレスト)の大自然。仏陀(ブッダ)が生まれた神々の国ネパール

中国ですったもんだがありましたが、その疲弊感も、ヒマラヤの絶景で吹き飛びました。感動。

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飛行機から眺めたヒマラヤの絶景に感動

この絶景が30分ほど続き、感動に浸りながら無事着陸。 

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Welcom to Nepal !!! 涙


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やっと着いたよネパール!
26時間、まる1日遅れでようやく辿りつきました。

 

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今回いっしょにネパールを旅する高校1年生のゆう君と現地で合流。

3日前からネパール入りしていました。お待たせ! 

 

首都カトマンズから車で8時間、ライさんの故郷コタンを訪問

現在、YouMe School(ユメスクール)は、ライさんの生まれ故郷コタンとモラン校の2校があります。

今回訪問したのはコタン校です。

コタン校は、ネパールの首都カトマンズから車で8時間。

(オンラインスクールを開設予定はリムチュンブン市)

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首都カトマンズからコタンへ車で8時間

車で8時間。

聞いただけでお尻が壊れそうです。

が、26時間のディレイ地獄を経験済み。

8時間も短く感じてしまう不思議(笑)。

 

途中からは舗装されていない山道をひた走り、ヒマラヤの麓、コタンを目指します。

 

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カトマンズ市内は渋滞が激しい。 


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ちなみにネパールは信号がありません。

クラクション凄いよ。怖いよ。事故起きないのが不思議だよ。


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少し車を飛ばすと、田舎な雰囲気になってきます。


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途中、レストランで昼食。

左は今回アテンドしてくれたYouMeNepal現地スタッフのキーランさん。


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ネパールの定番料理「ダルバート」。

右はチキンカレー、右上の茶色いのが「ダル」と呼ばれる豆のスープ(ちょっと甘め)。ごはん、カレースープ、周りの付け合わせはおかわり自由!

めちゃめちゃ美味しかったです!


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昼食を終えて、さらに車に飛ばします。

カトマンズから1時間も経つと、こんな風景がずっと続きます。


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野良ニワトリ?に遭遇。

途中で野良山羊、野良牛にも遭遇しました。

ワイルドすぎるぞネパール。

 

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さらに車を飛ばします。

途中まで舗装されていた道は、実は日本が支援して作ったそうです。

「すごいクオリティ高い道路だぜ〜」

みたいなかんじでドライバーさんが教えてくれました。

遠い異国で日本が役に立てていたことが少し誇らしくなりました。


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ドライバーのウィスラージさんと。

これでカトマンズとコタンの中間あたり。

この辺から先は道路も舗装なし。とんでもないオフロードでした。


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ひたすら車を飛ばし続け、日も暮れてきました。

夕陽が美しい。

尻が壊れ始めてきたのと、電気がないので真っ暗になってしまうので、先を急ぎます。

 

カトマンズから車でひた走ること8時間。

遂に、遂に・・・!

ライさんの実家に到着!!

 

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が・・・真っ暗で何も見えない(笑)

そして、ライさんもどっか出かけていない(笑)

でもライさんのお母さんや家族が大歓迎してくれました(^^)

 

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ライ家では、カレーやスズ(ネパールのお酒)を振る舞っていただきました。

(度数がメチャ強い)

他でもいろいろ食べましたが、ライ家のカレーが一番美味しかった(^o^)

そうこうしているうちにライさんも到着。

飲めや食えやの宴になり、その日は気絶するように眠りました(笑)。

 

新時代・令和の幕開けをネパールのライ家の庭でヤギに起こされて迎える

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翌朝、夜明けと共に目覚めました。

ライ家の庭で(笑)

ライさんに「寝るのはヤギ小屋の隣だし、下も固いけど大丈夫?」と言われていましたが、外とは聞いてなかったぞ(笑)

 

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足元を何かモゾモゾ動くので目が覚めた。

起こしてくれたのはライ家の仔山羊でした。

かわいいなと思ったのも束の間、寝床の周りはこいつのウ◯チだらけでした(汗)


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新時代・令和の日の出。

ちなみにネパール暦では2076年です。


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だんだん皆も起きてきて、朝のティータイム。

ミルクティーが美味しい(^^)

 

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昨夜は真っ暗でわかりませんでしたが、ライ家の全貌はこんなかんじでした。

 

コタンの村を散策

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令和元年の初日5/1はネパールは祝日。

学校もお休み。

なので、ライさんに案内してもらい、コタンの村を案内してもらいました。

上の写真は山にしか見えませんが、段々畑になっていて、ところどころに家があり、全体が村です。

ちなみに夜中には谷底から野生のベンガルトラの鳴き声が聞こえていたそうです((((;゚Д゚)))))))

  

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ライさんの実家から100mくらい山をくだったところに住むおじいさん。

とてもフレンドリーに歓迎してくださいました。

82歳だか83歳と聞いてびっくりしたのは、この5秒後くらいです。


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だいたいの家が、牛、水牛、豚、鶏、山羊、の5点セットを飼っていました。

自給自足の生活です。

 

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行く先々で歓迎してもらいました。

ライさんの後ろに映っているのはこの家の子どもたちです。

 

ベンガルトラに飼っている牛を食われた話を喋りまくるコタンのおばちゃん

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絶滅危機の野生のベンガルトラが近年個体数を回復しているそうです。

その影響でコタンではトラが頻繁に出没するそうです。

「飼っていた牛がベンガルトラに食べられちゃったのよ」

「見にいったら顎の骨しか残っていなかったわ」

と早口でまくしたてるおばさま。

おばさまのマシンガントークが止まらないのは万国共通のようで(笑)。

 

牛を追ってトウモロコシ畑を耕す

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ちょうど種まきの時期ということで、牛を追ってトウモロコシ畑を耕すお手伝い。 

ライさんが一番イキイキしていた(笑)。


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コタンはどこまでもこんな感じの風景。

自然豊かな場所です。

 

いよいよYouMe School コタン校へ!

そんなこんなで、前置きが信じられないほど長くなりましたが、いよいよユメスクール・コタン校へ!

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コタン校へ向かう通学路。

赤い帽子がYouMeSchoolの目印です。


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親御さんが連れて登校する生徒もいれば、ひとりで通学する生徒もいます。

「ナマステ〜(ネパール語でこんにちは)」

と声をかけると皆すこしハニカミながら返事をしてくれました(^ ^)


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この子はかなり幼いように見えましたが、ひとりで通学しているようです。

一番遠い子は、片道3時間かけて徒歩で通学しているとのこと(°_°) 

 

驚くほど礼儀と規律正しい生徒たち

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やっと辿り着いたユメスクール・コタン校。

朝10時から授業開始。

なにやら整列しています。


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朝は毎日朝礼からスタートするとのこと。

ネパール国家、ユメスクールの校歌を、みんなで元気に歌い1日がスタートします。

ひとりデッカい生徒(ゆう君)が混ざっています(笑)。

 

毎朝行われる朝礼と英語スピーチ

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朝礼では、毎日代わりばんこに英語でスピーチするそうです。

YouMeSchool(ユメスクール)では授業はすべて英語で行うので、小さい生徒でも英語が喋れます。

朝礼のあいだは私語がほぼゼロで、驚くほど規律が身についている印象でした。

日本の学校でもここまで出来ていないのでは、、、と思います。

 

授業はすべて英語、教科書はOxford、コンピュータサイエンスも教える

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コタン校の校長、Subedi Dharani(ディッピー)さんが学校を案内してくれました。

「ネパールの次世代を担う、世界に通用するリーダーを育成する」

という理念のもと、ネパール語(国語)の授業以外は、全科目英語で行なっています。


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YouMeSchoolで使う教科書。

サイエンスの教科書はイギリスの名門オックスフォードの教科書を使うなど、レベルが高い印象でした。


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これは算数の教科書。

日本と違うのは「正解が複数あってOK」とう点でしょうか(写真左)。

答えが「6」になる引き算は何通りもあるよね、という問題だと思います。


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コタン校の時間割。

朝10時から夕方4時までびっしり授業します。


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コンピューターサイエンスも授業科目です。

数は少ないですが、ノートPCも用意されており、実際に触って学びます。


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小学校高学年のクラス。

みんな英語で流暢に自己紹介できます。

英語の教科書を覗きましたが、かなりレベル高いです。

そこらへんの日本人より英語は遥かに使いこなせていました。

ネパールの公立学校では、ネパール語で授業をしているので、英語はできません。

この差は相当に大きいように感じました。

 

ネパールとYouMe School に実際行ってかんじたこと、考えたこと

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ここからは、実際にネパールとYouMeSchoolを訪問してかんじたこと、考えたことについて記します。 

やはり、現地にいき、そこの空気感を肌で味合わないとわからないこと、改めて気づくことがたくさんありました。

  1. ネパールには大きな可能性がある
  2. お金が必要
  3. 豊かさとは何か

大きくはこの3つです。 

 

1.ネパールには大きな可能性がある

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一つ目はこれです。 

YouMeNepalの現地スタッフのキーランに

「YouMeSchoolどうでした?」

と聞かれて返答した第一声が

「Nepal and Nepalese children have great potential.(ネパールとネパールの子供達には大きな可能性がある。)」

でした。

これはお世辞でも何でもなく、そう率直に感じました。

そして、ネパールという国が成長し、ネパールの人々がより幸せな暮らしをする未来を得るために、教育が本当に重要だということも痛感しました。

 

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YouMeSchoolで出会った子どもたちは、本当に賢いし、エネルギーに満ちていて、学びへのモチベーションも高いように感じました。

教育という機会を得て、ポテンシャルを開花させつつある子どもたちの姿は、本当に眩しく映りました。

 

小さな国でも輝ける。フィンランド、オランダ、エストニア・・・

ネパールはインドと中国という大国に挟まれ、面積は北海道2個分ほど、人口も3000万人ほどの小さな国です。

ですが、世界には、ネパールと同じくらいの規模の国でも、教育の力で大国に負けない輝きを放っている国がいくつもあります。

 

例えば、

・PISA型の学力で世界ナンバーワンの北欧フィンランド

・子どもの幸福度で世界一のオランダ

・「ブロックチューン国家」として注目を集めるエストニア(Skypeはエストニア発祥)

いずれも、人口規模はネパールと変わらないですし、特に資源が豊富、という国ではありません。

だからこそ教育に力をかけ、人財を育成し、その国ならではの「豊かさ」を実現しています。

 

かつての日本も

かつての日本も同じです。

明治維新のころの日本の人口はわずか3000万人強でした。

現在のネパールと変わりません。

欧米列強の脅威にさらされ、 そこから欧米に追いつけ追い越せと教育に猛烈に力を入れて発展を遂げました。

(もちろん、それにより失ったものもあり、すべてがポジティブではないかもしれませんが)

 

明治維新のころの日本やフィンランド、オランダ、エストニアにできて、ネパールにできないことはないと思うのです。

小さな国でも輝ける。

そのために絶対に必要不可欠なものが教育であり、その芽が芽生えようとしています。

 

GAFAやマイクロソフトなど世界企業のCEOを、ネパール人が務める日がくるかもしれない

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https://forbesjapan.com/articles/detail/20560より引用

現在のマイクロソフトのCEOサティア・ナデラはインド人です。

グーグルの新CEOサンダー・ピチャイもインド人。

シリコンバレーではインド人CEOが続々誕生し、席巻しています。

30年前に、こうした米国の世界的企業のトップをインド人が務める未来をどれだけの人が予想できたでしょうか。

GAFAやマイクロソフトなど世界企業のCEOを、ネパール人が務める日がくるかもしれないと、誰が断言できるでしょう。

YouMeNepalが蒔く教育の種は、まさにネパールの希望そのものだと、現地にいって改めて感じました。 

 

2.お金が必要

2つ目は、急に生々しい話ですが、とにかくお金(資金)が必要だという現実です。

裕福な一部の人だけでなく、ネパールで大多数を占める貧しい層の人々に、質の高い教育を届ける。海外でも通用する未来のネパールのリーダーを育てる。

 

そのためには、やはりお金が必要です。

教科書や文具を揃える。 

給食や制服を支給する。

先生を雇う。

何をするにも現実問題として資金が必要です。

 

お金が必要というか、教育に必要な資金を継続的に集める仕組みやネットワークを構築することが必要だと切実に感じました。

YouMeNepalはNPO法人ですが、日本の教育系のNPOで最大規模のNPO法人カタリバの収益は年間10億円に迫ります。

 

参考:年次報告 | 認定NPO法人カタリバ

 

簡単ではないかもしれませんが、日本でもほんの10年前はNPO法人がこれだけの規模で継続性を担保して成立するなど、想像がつかなかったことです。

前例がなければ、前例をつくる。

外野が偉そうに申し訳ないのですが、ネパールという国の事情を踏まえながら、きっとやれる方法があるのではないかと思います。

 

3.豊かさとは何か?

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最後は「豊かさとは何か」という問いです。

これは、コタンの人々やYouMeSchoolの子どもたちと接するなかで、自分のなかで湧き上がってきた問いでした。 

 

アジア最貧国?

たしかに、経済的な観点からみれば、ネパールという国は貧しいかもしれません。

GDPはアジア最下位レベルで、ネパールの平均的な月収は2万円にすぎません。

訪れたコタンのように、少し田舎にいけば、昔からの自給自足の生活を営んでいます。

学校まで歩いて3時間。

スマホの電波も悪いし、暑くても冷たい飲み物はない。

 

でも、自分はネパールにいるなかで「貧しい」という印象は抱きませんでした。

(コタンの田舎の暮らしと暖かいライ家や周辺の人たちと接した印象でしかなく、ネパールのすべてを見ているわけではないですが)

 

繰り返しになりますが、不便ではあるし、経済的には不足もあるけれど「貧しい」という印象ではなかったのです。 

それは、ネパールの人々の天性の明るさ、朗らかさ、優しさ、がそう感じさせたのかもしれません。


豊かさとは何か

言い換えれば「心の豊かさ」ということなのかもしれません。

豊かな自然に囲まれ、ゆったりとした時間の流れの中で、和気あいあいとした人間と人間の交流がある。

目を輝かせて勉強に励む子どもたちの姿がある。

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日本を思い返したとき、経済的・物質的には豊かかもしれないけれど「心の豊かさ」という面では正直どうなのだろう、という気持ちを抱かずにはいられませんでした。

 

日本が学べることは?

YouMeNepalの現地スタッフの方が、

「日本には支援してもらってばかりで申し訳ない」

という趣旨のことを話していたのですが、 個人的には、このネパールとYouMeSchoolには、日本こそ学ばせてもらうものがたくさんあるのでは、と強くかんじました。

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いっしょに旅をともにした高校1年生のゆう君も、とても大きな刺激を得たようでしたし、短い時間でしたが、精神的な成長をかんじました。

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日本が忘れかけているもの、見失いつつあるもの、そして国や人々が元気になるために大切なものが、このネパールにはある気がしました。

 

最後に、ネパールに数多くある寺院や遺跡も素晴らしかったです。

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ちなみにネパールにいる神さまの数は3億3000万らしいです(゚o゚;;

 

ネパールは遠いです。

が、7月には直行便ができます!!

ぐーーんと行きやすくなります。

 

このブログを読んで何か感じることがあった方、ぜひネパールとYouMeSchoolに足を運んでみてください(興味がある方は自分宛にご連絡ください)

 

文字では伝えきれないところもあるので、報告会も開催したいと思っています。

YouMeNepalへの応援もぜひお待ちしています(^ ^)

 

支援ページ / NPO法人 YouMe Nepal

youmenepal.org